さよなら、オレンジ

湯澤かよこ

2014年08月16日 02:48






岩城けい さんの  「さようなら、オレンジ」



2時AM まで読書してましたー!



ラジオで前に紹介されてて気になっていた本。



久しぶりに買って読みました。



どばーーーーっと一気に読み干して心が満タンなう!!



内容をかなりざっくり言うと



サリマというアフリカ難民の女性が異国で、生きて行く術として、言葉を習得していくお話。



本のタイトルから素敵だけど、



言葉の使い方が美しい。



ある、サリマと職場の人との会話の部分で



「いまは、あんたが働きに出てるんだね。それで、だれがあんたを見送ってくれるんだい」



「お月様、霧」

「そうかい。ひとりじゃないんだね。よかった」








読んだ後にじわじわと、正にあったかい"オレンジ"が体の中に宿るような感覚。



サリマを通して女性としての強さや弱さを、自分と重ねてみたり



でもやっぱり最後は、女は強く賢く生きて行くしかないよね!!と思わせてくれる。 



美しい描写も多いけれど、どこか根底に強さがいつもあって、それに読む方もそうだそうだ!負けるな!!という思いで読み進められるんですよね。



あと、言語を習得していくということの難しさや楽しさが描かれていて、



私もアメリカに留学していた頃、英語の壁にぶつかって、しゃべれないことや肌の色で差別されて、超ネガティブになって、自信損失して、



粉々になったけど、でも勇気を出して片言でも発した時に



相手に言葉が通じたときの喜びの瞬間を思い出しました。



光が差すような感覚。



この本を読んで、また改めて英語を磨きたいなって思ったし、その他の言語についても興味を持ちたいなって思いました。



もっと海外に友達を作りたい




肌の色や人種を越えてもっと 一人一人を、地球を、身近に感じたい




言葉の持つ、大きな力に気づかせてもらえる希望の一冊です。










良書は心を豊かにしてくれますね〜。



読書得意じゃないけど、読んでいこーーーっと!!



うっす!!



さぁ雨よ!! 降るだけ降って明日の夕方には晴れてくれよ!!







★8月16日(土)

古町商店街夏祭り

場所: 伊那市 旧・市民会館駐車場
時間: 18:10ぐらいから


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